野坂昭如戦争童話集 焼跡の、お菓子の木

日本中を感動させたアニメーション映画「火垂るの墓」(1988年: 高畑勲監督)に続く、作家・野坂昭如 原作の「戦争童話集」より、同名作品をアニメ化。2003年には放送界のピューリッツァ賞と言われる『ピーボディー賞』を受賞した「戦争童話集」シリーズ。2006年の終戦記念日を中心に全国テレビ朝日系にて放映。戦争の最中に繰り広げられた悲しい出来事を童話として、決して忘れてはいけない"平和の尊さ"を大人から子供達へと語り継ぐ。本編には、野坂昭如と共に「戦争童話集」映像化プロジェクトに参加したアーティスト"黒田征太郎"により描かれたイラストがアニメーションと融合! 二人を中心とした創作活動は、新聞、TV等で話題に! アニメ制作は「クレヨンしんちゃん」「ドラえもん」等、良質映像を贈り続けるシンエイ動画。――太平洋戦争も終盤に迫った頃のことで。太一は空襲で家をなくしても、いくらお腹を減らしても、笑顔を絶やさずに暮らしていた。ある日、体の弱い友人・春男から1冊の本をもらう。そこには、"パンの木"1本あればみんなお腹いっぱい食べて暮らしていけると書かれていた。もしかしたら"お菓子の木"だって・・・と夢を見る太一たち。しかし、空襲はますますひどくなる一方。太一たちは逃げ惑い、春男の家にも火の手が迫る。はたして"お菓子の木"は夢でしかなかったのだろうか・・・。