戦争童話 キクちゃんとオオカミ

日本中を感動させたアニメーション映画「火垂るの墓」(1988年: 高畑勲監督)に続く、作家・野坂昭如 原作の「戦争童話集」をアニメ化した「野坂昭如戦争童話集」に続いて制作された"戦争童話"。2008年の終戦記念日を中心に全国テレビ朝日系10局にて放映。戦争の最中に繰り広げられた悲しい出来事を童話として、決して忘れてはいけない"平和の尊さ"を大人から子供達へと語り継ぐ。アニメ制作は「クレヨンしんちゃん」「ドラえもん」等、良質映像を贈り続けるシンエイ動画。――昭和20年、満州。敗戦とともに日本人たちの退却が始まりました。日本へ帰る道のりで、幼いキクちゃんは病に侵されてしまいます。家族に置き去りにされ、弱りきっていたキクちゃんを救ったのは、一匹のオオカミでした。オオカミの看病のおかげで元気になったキクちゃん。しかし、次第に食糧はなくなっていきます。オオカミは危険を承知で、人間の町へ連れていくことにしたのですが・・・。