ダフニスとクロエ

「惑星」「宇宙幻想」「バミューダ・トライアングル」という「宇宙3部作」の後に発表された第7作。眩いばかりの色彩美に満ちたメルヘンの世界。これまでのトミタの音作りは、原曲を生かしつつも、巧みに自らの想像力を生かし独創性を強く押し出した独特の音楽を生み出してきたが、ここでは一転して第1作の「月の光」同様、フランス音楽に新たな光を与え、原曲のメロディーの美しさを忠実に生かし、なおかつシンセサイザーから創り出される生のオーケストラでは決して聴くことのできない洗練された色彩の美しさをたっぷりと味合わせてくれる。1979年作。 JVC K2 24bit 96KHzリマスタリング。