商品説明
1918年、ウィーンでシェーンベルクが旗揚げした「私的演奏協会」。マーラーを含めた当時の前衛作曲家たちの作品を"入念なリハーサルのもとに良質な演奏を行う"ことをモットーに、1919年から1921年までの3年間、117回のコンサートを行い、合計で154作品を上演した。しかし、当時の経済状況や政治情勢などの様々な事情で、大編成の作品を演奏することはできず、大抵はメンバーたちによって作品の編成を縮小されたものが演奏されていた。近年、これらの室内楽編曲版が注目されるようになり、数多く演奏されるようになってきたが、この潮流の先駆的役割を担ったのが"リノス・アンサンブル"。シュタイン版のマーラーの第4番をはじめとした数多くの作品をリリースすることで、作品にも光をあててきたアンサンブルだが、今アルバムではシェーンベルクの「室内交響曲」をはじめとした3人の作曲家の作品を演奏、収録している。 [演奏] ゾルヤーナ・クシュプラー (メゾ・ソプラノ) (2-7)/ リノス・アンサンブル