ブラームス&シューマン: 歌曲集

1974年のザルツブルク音楽祭を沸かせた、エディト・マティス、ブリギッテ・ファスベンダー、ペーター・シュライアー、ワルター・ベリーという当代きっての豪華歌手の共演がCDで登場。この後1981年には、ほぼ引退となったベリーに代わってフィッシャー=ディースカウが加わり、DGへセッション録音しているが (ピアノはエンゲルとサヴァリッシュ)、その丁度7年前のライヴということになる。まだ若々しい4人の歌声がなんといっても魅力で、ライヴならではの生き生きとしたやりとり、そして高揚感も素晴らしいもの。オーストリア放送に残されていたオリジナル・テープから丁寧にリマスタリングされており、彼らの力強いアンサンブルを堪能することが出来る。1974年8月25日、ザルツブルク祝祭大劇場にて録音。