悪名高きRBGの歌

日本ではあまり耳なじみのない"Notorious RBG"という言葉。ここでいうRBGとはルース・ベイダー・ギンズバーグ (1933-)のことであり、1993年にクリントン大統領から"アメリカ合衆国最高裁判所の判事"として任命を受けた女性。この職務は終身制であるため、彼女は85歳を迎えた現在もその任にあたっており、2016年にはドナルド・トランプを批判して物議をかもしたことでも知られている。Notoriousとは悪名高いの意味を持ち"Notorious RBG"としてポップカルチャーの象徴でもあり、2018年にはアメリカで彼女のドキュメンタリー映画も公開されるなど、彼女の毒舌も、人気も衰えることはない。このアルバムは彼女の様々なエピソードから生まれた歌曲を集めたもので、手紙や会話、発言などに混じって、2010年に先立った彼女の最愛の夫へのラヴ・レターまでもがそっと添えられている。 [演奏] パトリス・マイケルズ (ソプラノ)、ホァン・コアンハオ (ピアノ)