J.S.バッハ: ゴルトベルク変奏曲

イタリアのオルガン、チェンバロ奏者ロベルト・ロレジャンが演奏するバッハのゴルトベルク変奏曲。ハーグ王立音楽院でトム・コープマンに師事、ソリスト、室内楽奏者として活躍するロレジャンは17世紀から18世紀にかけてのイタリアの鍵盤作品に興味を持ち、17世紀の作曲家ジョヴァンニ・バッティスタ・フェッリーニの全鍵盤作品の録音を行うなど希少作品の復刻に力を注いでいるが、今作で演奏するのは、鍵盤曲の王道とも言えるバッハの「ゴルトベルク変奏曲」全曲。多くの演奏家たちが愛してやまない作品に、どのような光を当てるのか興味深い1枚。