レハール: 喜歌劇《メリー・ウィドウ》サンフランシスコ歌劇場 2001年

世界のオペラ・シーンで活躍する豪華キャストが、ミュージカル風に味付けされた美しくも愉快な舞台に繰り広げる、極上のエンターテインメント・オペレッタ!! 《こうもり》と並ぶオペレッタの定番人気作品である《メリー・ウィドウ》を、アメリカ3大オペラ・ハウスのひとつに数えられ、メトに次ぐ地位を誇るサンフランシスコ歌劇場で英語上演した舞台。会話部分には、ピューリッツァー賞作家ウェンディー・ワッサースタインが新たに台本を提供している。オーストラリア随一のソプラノでオペレッタにも定評のあるイヴォンヌ・ケニー、ヨーロッパで圧倒的な人気を誇りオペレッタ上演にも引っ張りだこのバリトン、ボー・スコウフス、そして現代を代表するメゾ、アンゲリカ・キルヒシュラーガーというスター歌手をそろえ、芸達者な脇役を配した豪華キャストは必見。指揮をするのは、シンシナティ・ポップス・オーケストラの指揮者として知られるエリック・カンゼル。あでやかな舞台を軽快な音楽で引っ張る!! きらびやかな衣裳にアール・デコ調の豪華な舞台には、マイケル・イヤガン(装置)とティエリー・ボスケ(衣裳)のセンスのよさが光る。幕が開いた瞬間から目を楽しませ、華やかな心おどるステージを見事に演出している。ミュージカル風に味付けされたこのプロダクションは、オペラを聴きなれていない人でも気軽に楽しめるエンターテインメント性満点の極上オペレッタ。

出演者・演出家へのインタビュー