早咲きの花

豊橋市の<豊川海軍工廠の爆撃>実話に基づく感動のストーリー! 昭和20年8月7日、約25分間の爆撃を受けて約3000名の死者を出した<豊川海軍工廠の爆撃>。これは、戦地に行った父や兄の替わりに工場で働いていた多数の幼い少年少女たちが命を落とした痛ましい出来事だったが、前日に広島への原子爆弾投下があったことから、ほとんど報道されることがなかった。本作はこの史実に基づく感動の実話ストーリー。少女時代をこの町で過ごした女性を主人公に、その"爆撃の夏"と"現在"とを交錯させて、戦争の悲劇と人間の命の尊さを描く。 海外に移住しピンホールカメラのカメラマンになるが、失明を宣言されて故郷に帰る主人公・三奈子。現在の美奈子を『博士の愛した数式』などの日本を代表する名女優・浅丘ルリ子が熱演。彼女の子供時代を演じるのは『嫌われ松子の一生』の名子役・笠菜月。ほかに『地下鉄に乗って』の北条隆博や『ラブ★コン』の加藤未央らが共演。また、物語の舞台となった豊橋市出身で、本作のテーマ曲も担当したグラミー賞受賞の世界的ミュージシャン・喜多郎が、花火職人役で俳優業に初挑戦しているのも話題! 原作者は、少年時代にドラマの舞台となった豊橋で過ごした人気作家・宗田理。彼がふるさと豊橋の空襲の悲しみを風化させないために執筆した小説「ええじゃないか 17歳のチャレンジ」「早咲きの花―子どもたちの戦友」「雲の涯 中学生の太平洋戦争」を元に、映画『ぼくらの七日間戦争』の菅原浩志監督が自ら脚本を執筆して映画化! シュナイダー植松三奈子は、医者よりいずれ失明するという事実を告げられ、故郷の愛知県豊橋市を訪れて遠い日を思い出していく――昭和18年、東京から愛知県にある海沿いの国民学校へ転校した真次と妹の三奈子。無人島の宝探しや炎天下のスイカ泥棒、子ども同士の決闘など大自然の中を駆け回っているうちに彼らは地元の子供たちと仲良しになる。だが、やがて真次たちは戦争の渦に否応なく巻き込まれいき、13歳で学徒動員により豊川工廠で働くようになる。そしてある日、工場は爆撃され・・・。史実を元に戦火の子供たちを描く感動作。

メイキング、未公開シーン、舞台あいさつ