白い酋長

[KADOKAWA 洋画セレクション 厳選名画8作品] スターに憧れる新妻の冒険。『道』(54)、『8 1/2』(63)、『アマルコルド』(74)のイタリア映画の巨匠フェデリコ・フェリーニの愛すべき単独監督デビュー作 (50年の初監督『寄席の脚光』は共同監督)。原案は、『情事』(60)、『太陽はひとりぼっち』(62)等で、フェリーニと共に60年代のイタリア映画を代表するミケランジェロ・アントニオーニ。既にフェリーニと結婚していたジュリエッタ・マシーナが娼婦役、その名もカビリアという名の役で出演している。――写真ストーリー「白いシーク」の主演スター・リボリの熱烈なファン・ワンダは、新婚旅行でローマに来るが、最大の目的はリボリに会うこと。夫の隙を見て撮影所に来たワンダは、間違ってトラックに乗せられ、リボリの撮影現場に連れて行かれる・・・。