Behind The Mountains

ここに新たなヴィンテージ・ロック・バンドが日本に登場した。Pentagram, ジョニー・ウィンター, Cream, GFR, Black Sabbath等に影響を受けたBrutus。グルーヴ感溢れ、サイケ感覚あるハード・ロック・フィーリングが非常に新鮮だ。70年代の音像の模倣だけに終わることなく、そのスピリットを継承しつつも、自身の信念を十分過ぎるくらいサウンドに反映させることに成功している。ノルウェーとスウェーデンとの混合バンドであるBrutus。夜な夜なロックについて熱く話していた彼らはいつしか、自身のバンド結成を決意する。Ritualsに在籍していたシンガー、ヨッケがセッションに参加すると、その才能に可能性を感じた彼らは彼にバンド参加を要請。そうしてBrutusは2006年に結成された。2008年に5曲入りデモを発表、そして11日間で作り上げたという1st「Brutus」を2010年に発表。Angel Witch, Electric Wizardも彼らのファンになったというアルバムは高い評価を受け、ドイツ、イギリス、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンとツアーに出掛けていく。2011年に12”EP「The Graviators」をリリースすると再度ツアーへ。そしてオスロのスタジオで制作した待望の2ndアルバム「Behind The Mountains」を完成させた。レトロ感覚を追求し、ブルージーで、グルーヴ感溢れ、サイケデリックなテイストも同居させたソウルフルなロック・サウンドを聴かせるBrutus。ヨッケの声質がオジー・オズボーンに似ているのも微笑ましい。 日本盤のボーナスは先行シングル”Personal Riot”のB面に収録されたTin Houseのカヴァーで”Be Good And Be Kind”が収録される。ベルボトムとビアがまさにフィットするこの愛すべきロック野郎に乾杯だ!