Resurrection

その様式美サウンドで成功を収めた4thアルバム『Resurrection』発売から20周年。それを記念してリマスター盤の再発売が決定した。新たに5曲のボーナス・トラックを追加収録し、アートワークもニュー・ヴァージョンを装丁。発売当時の2000年には最も重要で後世に残すべきメロディック・パワー・メタル・アルバムとして選出された作品だ。スウェーデン人のネオ・クラシカル系ギタリストであるトーマス・ウルフによって(彼は元極真空手のチャンピオン)始動したメロディック・パワー・メタル・バンド、STORMWIND。『Straight From Your Heart』(1996)でデビューするとオーセンティックな叙情派ハード・ロック・サウンドが話題を呼び、ヨーロッパと日本で注目される。そして大きな飛躍を遂げた本作でその人気を決定づけた。前作となる『Heaven Can Wait』から参加した名ヴォーカリスト、トーマス・ヴィクストロムが聴かせるしなやかなメロディとバンドが見事なまでに融合し、絶品サウンドを築き上げた。叙情性あふれるバラード”Seven Seas”がすばらしい。スウィディッシュ・メタル・シーンを代表する才能が集結したSTORMWINDが奏でる高品質メロディック・パワー・メタル・スタイルは、真の実力がうかがえるマスターピースと言える。