感情表現

無名にも関わらず、前作「liberarismの足跡」で話題を呼んだリベラリドル。更なる進化を遂げた彼らの待望の2nd mini albumがいよいよ放たれる。リベラリドルの持ち味である、癖になるリズム感とキャッチーなメロディーは残したまま、アンサンブルに磨きをかけた作品に仕上がっている。誰もが共感する恋愛感情や、それに伴う悩みや迷い、心の機微をストレートな歌詞に乗せた作品が「感情表現」というタイトルに行き着いている。疾走感のある「ノスタルジア」から始まり、リズム変化が癖になる「アイデンティティの空想」やラストにふさわしい、エモーショナルな世界感を存分に味わえる「see you later」で終わる。リベラリドルらしい表現法を確立した代表作になるであろう。