CADENDIA

前作2010年「ネペンシ」以来5年ぶり2作目のアルバム。全曲このトリオのために書き下ろした池田のオリジナル。大坪、海沼のレギュラーメンバーに2014年12月から鬼怒無月のギターが加わり、アコースティックな生音を大切にしてライブを重ねてきた。バンドで作り上げた音空間は深くて心地よいグルーヴと美しい「歌」が溢れている。今作のアルバムのコンセプトとしては四季の移ろいなど「カデンディア=自然的リズム」として捉え、体で感じる「生きる喜び」を音に託した。「カッパ・ドキア」「リコピンズ・ドリーム」この2曲はオリジナルの中でもポップなナンバー。印象に残るメロディラインを持ち、ライブでも人気の高い曲。アルバムのコンセプトが自然のリズム(カデンディア)ということもあり、大陸的な広大さや躍動感、リラックス感がある。メンバーの緊密なチームワークによりサウンドのダイナミズムを構築、ヴィジュアル的イメージを喚起させる作品に仕上がった。池田千夏トリオ:池田千夏(p)大坪寛彦(b)海沼正利(per)フィ-チャリング:鬼怒無月(g)コンポーザー:池田千夏<プロフィール>大阪府出身。ジャズ、即興音楽に傾倒し上京。佐藤允彦、橋本一子に師事。セッション・ピアニストとしてカルテット、デュオなどで活動を始める。ピアノトリオを結成してオリジナル中心に都内でライブ活動を行なうようになり、2010年に全オリジナル曲のアルバム「NEPENTHE」を発表。独特のピアノの音色と美しい音世界が好評を博す。山野楽器でジャズ・ポピュラーピアノ科の講師を務めつつ、レコーディングメンバーの大坪寛彦(b)、海沼正利(per)とトリオを結成しライブを重ね現在に至る。2014年12月から鬼怒無月(g)が加わりグループとしてさらに進化し2枚目のアルバム「CADENDIA」をリリース予定。