FANTASTIC COLORS

僕自身、最近、アーティストのキャラクターが全面に打ち出された作品が少ないように感じていました。今回、例えるならば、「海福知弘という作家の書いた脚本を、海福知弘という監督が、TOMOという役者で映画を創る。」でしょうか、そうした作業で、彼本来のキャラクターや、今、面白いと考えている事が作品に凝縮出来たならば、海福というアーティストしか作り得ない作品が生み出されるのではないかと考え制作に入りました。サウンド的には、覚えやすいメロディでありながら1つ1つの楽器の音色にこだわったアレンジ。機械と生楽器を組み合わせた作風。「ニューヨーク・アンダーグランド・ファンク」とでも言えばよいのでしょうか。70年代の匂いを感じさせながらも、どこか新しさを感じさせるサウンドに仕上がっています。