見えない色の境界線

全編、メンバーが10代の多感な年頃に感じた「孤独」をテーマにしている。自分たちが感じてきた不安・ジレンマ・反発・・そんな思いを通り過ぎて今、それらの思いはすべて通過点であり、未来を描き続けることで、逆境も好転していける、という、隣の人の肩をそっと叩くような、誰でも感じ、悩んだ答えをそっと教えてくれるような3曲。『見えない色の境界線』(#1) 聴き所…イントロの王道のサウンドから全歌詞日本語の歌詞。どストレートな3ピースロックなのに、Vo.今村の色気のある声と表現力で、ぐっと奥行が広がり、NAP3 back daddy h ワールドにぐっと引き込まれる。今の立ち位置が「見えない境界線」だとしてもそこに不安はいらない、というメッセージが込められている歌詞に注目して欲しい。9月26日デビュー。宮崎県出身のVo.今村陽とBa.河西千尋が筆頭となり2008年に結成。現メンバーで2011年から始動。「NAP3 back daddy h(ナップスリー バック ダディー エイチ)」 10代の多感な年頃に感じた「孤独」をテーマにした歌詞と激しく、かつ、キャッチーなメロディが、リスナーのこころに突き刺さる。同じようなロックサウンドのバンドでは珍しく、歌詞はすべて日本語。かつて自分が感じていた悩みと同じものを感じている人たちに伝えたいこと。そこの明確さが他のバンドとNAP3 back daddy hとの大きな違いである。