ムソルグスキー:「展覧会の絵」全曲

亡き盟友への「惜別の挽歌」が聞こえるか?・・・今や伝説とも言える、ロシア国民派音楽集団「ロシア五人組」の1人であるムソルグスキーの代表作。同じ芸術家である親友・ハルトマンの遺作展に触発され、絵画を巡る幻想を描いた組曲。芸術の浪漫を注いだ熱狂的なクライマックスに向かって綴られる旋律を、日本で活発な演奏活動を続ける吉橋雅孝が好演。Track16:「キエフの大門」・・・演奏会に限らず、本作のフレーズ様々なコンテンツで使われている。(最近では「ナニコレ珍百景」で使われていることで有名)未だに解釈が固定化されておらず、マニアでも何度も手に取るプログラム。昨年もピアニストの辻井伸之氏(AVEX)がリリース。作曲:ムソルグスキー 桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻卒業。卒業後は在京を中心に精力的な演奏活動を展開。近年ではラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭エリアコンサート(2008～2012年)、日墺文化協会ガラ・コンサート、ちょうふ音楽祭2010、ディーピック・チャリティパフォーマンス2011、第24回荻窪音楽祭ほかに出演。これまでに深澤亮子、泉晶子、広瀬康の各氏に師事。また、ライナー・ベッカー、アンジェイ・ブルーベル各氏のマスタークラスを受講。千葉県出身。