GRACIM

タイトル『GRACIM』 造語・読みはグラシム スペイン語のGracias ありがとう + 暮らし・楽しむ 自由で、寛いだ、時に瞑想的で、また時に対話的でもある音楽的ガー デニングの世界。日々をグラシムGRACIMギタリストの精神に、僕たちは夢見心地 になる。--- 平野啓一郎(作家)「日々の暮らしと共にあってほしい音楽を」とのコンセプトで造り上げた渡辺香津美流ホームメイド・インテリアミュージック。鍵盤を除くすべてのパートを香津美が担当しセルフビルトした空間は、ギタリストの頭の中に現われた心象風景の再現。ちなみに録音も香津美自身の手によるものとなっている。時にヨーロピアン・プログレッシヴ、時にエイジアンな癒しの音の連なりは、鍵盤楽器を担当し作品も提供するパートナーの谷川公子との絶妙なコラボレーションの成果でもある。冒頭4部構成の「アステリアス」(通称「ひとで組曲」)から谷川作品を経て、クラシックギタリスト委嘱作品「イチジクとザクロ」(初演は福田進一・荘村清志 デュオ)、そして空間が揺らぐサン=サーンスの「白鳥」をモチーフに したトリッピーなエンディングまで、渡辺香津美と巡るサウンド・スケープをお楽しみください。渡辺香津美: Electric and Acoustic Guitars, Electric Sitar, Guitar Synthesizer, Bass and Programming 谷川公子: Acoustic Piano, Keyboards
ライナーノーツ:平野啓一郎