アーティスト/キャスト
商品説明
菊地成孔とペペトルメントアスカラール、鬼怒無月率いるサルガヴォで活躍する新進気鋭のピアニスト林正樹待望のセカンドソロピアノ作品!!!!!!!!ピアノの音楽は、手の音楽だ。そういう意味ではギターや打楽器、弦楽器も手の運動が創り出す音楽だが、ピアノはひときわ手と音楽の関わりを強く感じさせる楽器だ。演奏者の指、手、腕そして身体(トルソ)の運動は、ピアノという装置によって音に翻訳されていく。さまざまな音の現場に神出鬼没に現れるピアニスト林正樹。ヴァイオリニスト中西俊博、古澤巌をサポートする繊細な手、菊地成孔のプロジェクト、ぺぺ・トルメント・アスカラールのポリリズムを生み出すエキゾチックな手、そしてピアニスト田中信正との連弾での変化する手、音の現場に合わせた手の運動を創り出す、稀な手を持つピアニストである。そして、2013年、最初のソロアルバム『Flight for the 21st』を経て、久しぶりにソロアルバム『teal』をまとめあげた。かつての鍵盤上のスリリングな手の動きとはうってかわった、手のしなやかな動き、そして意外なほど、じっと、ひっそりとした手の静かな運動は、柔らかく、深く、遠い音の風景をとらえる。いま、レコーディングされた鍵盤上の手の動きから切り離された音の動きは、いまも林正樹のしなやかな手の動き、柔らかな手の形の輪郭を描きながら、人々のこころに微睡み続けるのだろう。***************************************************** 「teal」和名なら浅葱色といったところだろうか、青、緑、水色が絶妙なバランスで混ざったとても美しく繊細な青色だ。以前レコーディングで訪れたイェーテボリ郊外で、冷たい空気と静寂の中、ひっそりとしかし温かく、何とも形容しがたい程の美しい空に心魅かれた。それが僕の「teal」の原点である。色々なタイプの音楽を演奏して来て、ここ数年自分の音の意識が大きく変化してきた。本当に居心地のよい、おしつけない音楽、静寂の中にすっと入り込んで行ける音。その音は以前感じた感覚を思い出させるものだった。決められたモチーフと即興演奏とを空間に滴しながらブレンドし色を作り上げる作業は、演奏を超え、ピアノと自分と空間とそこにいる人々とを結びつけていく。この儀式的感覚こそが有機的な間を生み出していくのだ。間が奏でる響きに
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