商品説明
今、ジャズが面白い!クラブミュージックのビートを吸収した新感覚のジャズクリエイター達が創り上げたコンピレーションアルバムシリーズ第一弾。透明感溢れ、美しく耳に響くアン・サリーのヴォイスをフィーチャー。★アナログとデジタル、現実と非現実、日常と非日常といった一見相反するコンセプトは実はグラデーションの様に繋がっているという事に気付かせてくれる、そういったクロスオーバー感覚に溢れる作品集がこの『Jazz Electrica』である。生演奏とエレクトロニカが見事に融合したサウンドはとてもナチュラルでアブストラクト。一つのジャンルでは括れない、実験的なグルーブと多彩な音響空間を創り出す事に成功している。楽器演奏だけで、マンネリに陥ることなく説得力ある音楽を作り上げるのはある意味難しいものだ。単なる演奏テクニックの羅列とならない為には、演奏技術以外の音楽的ノウハウや豊かなアイディアが求められる。それを可能にした個々のプレイヤーの高い音楽性は称賛に値する。ジワジワと高みに昇り詰めて行くようなあのライブでの高揚感。単に曲の根底を支えるだけでなく、時に主導権を握って曲を引っ張り、バンドサウンドの新境地を提示するリズム隊。時には音数がギリギリまで削ぎ落とされ、その「沈黙」さえも美しくサウンドさせる的確な演奏技術。そういったミュージシャンシップに裏打ちされた音楽性に加えて「クラブ・ミュージック的感覚」が随所に顔を出し、その同時代性が各アーティストの音楽に更なる厚みを加えている。ジャズやブラジリアン、ダウンテンポ、トリップホップ等さまざまなクラブミュージックの側面を抽出した傑作集でもあるこの『Jazz Electrica』、程よく穏やかでありながらも適度に張りつめた空気が心地良い。電子音を背景に配してサンタナ・サウンドの如きロックテイストをも内包し、その狭間にアブストラクトな感覚をも漂わせるラテンジャズ調サウンドあり、生演奏でのフューチャー・ジャズを聴いてみたいという率直な欲求に応えるクラブ仕様のブラジリアン・フュージョンあり。又、即興的なサックスがフィーチャーされたり、音響的な癒し感が強く醸し出されたり、更にはゆったりとした心地良さを感じさせながらも同時に音楽に対する硬派なスタンスが顔をのぞかせたり、と様々なテイストが違和感なくトータルサウンドにまとめ上げられている。各々の生楽器がリー
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収録内容
1 | Muse on Muse(prologue) / Takero Ogata |
2 | Inner Child(feat Ann Sally) / ShiinaBand |
3 | Dancing in a Sapphire(remixed by Ryusuke Tsuchiya) / DIDGITAL VIBRATION |
4 | そらのうた / 倭人伝 |
5 | On the Beach / Takahito Mori |
6 | Spiral Stairs(feat.Ann Sally) / Takero Ogata |
7 | Shadows / ShiinaBand |
8 | Bombonera / airbus |
9 | Imaginary Garden / Norihiko Hibino |
10 | Leaf Child / Daito |
11 | Cold Market / Tatsuto Shiina |
12 | Nueve / novo tempo |
13 | Dawn / Ryusuke Tsuchiya |
14 | AfterNY(remixed by Daito) / ShiinaBand |