メルテッド

プロデューサーにReggae Disco Rockers、Slowly、外池満広(Dry&Heavy)、INNER SCIENCEを迎え、ゆらめきながら立ち昇るダビーなサウンド・プロダクションの邂逅が、心のひだを優しくミステリアスになでる。浮遊系シンガーソング・ライター、eicoが2年半ぶりの新作をリリースします。前作のミニ・アルバム『月夜のギター』では、山口百恵「夢先案内人」、RCサクセション「けむり」、キャロル「二人だけ」といったカバー曲に挑んだが、今回は全曲オリジナルのセカンド・フル・アルバム!夢と現実の間をふわふわと漂いながら詞曲を紡ぐeico独自のエッセンスが、豊かに花開いた充実の内容!アルバムのメイン・プロデューサーには、eicoのライブ・メンバーとしても活動する外池満広(Dry & Heavy)を軸にムム独自の立ち位置を確立した人気レゲエ・バンドのReggae Disco Rockers、quasimodeの成功をプロデューサーとして陰から支えたSlowly、フリーフォームでアブストラクトなビートで地下世界を駆け巡るINNER SCIENCEといったムム彼女独特の浮遊感を際立たせる「ダブ心」にアクセスする面々が集まりました。押し曲の一曲目は、今回の目玉とも言えるReggae Disco Rockersによるプロデュースの"Tiny Tiny"。eicoのデビュー曲でもあり代表曲でもある"太陽の石"を彷彿とさせるラバーズロックに仕上がりました。そして、Slowlyプロデュースによる"モーニング グローリーモ。"夢先案内人 (Slowly Remix)"で見せたeicoとの相性の良さは今作でも健在。さらにeicoの歌声に新たな色を見い出してくれたを魅せた1曲です。Reggae Disco Rockersをジャマイカのキングストンとするならば、Slowlyはアーバンでクールなイギリス、ロンドン的なレゲエを表現しています。また、Dry&Heavyのキーボーディスト、外池満広によるプロデュース曲"日だまりとけむり"は、eicoの浮遊感を上手く引き出したプロダクションとeicoの持つアンニュイな歌世界が解け合ったラブソング。これらの優れたサウンドデザインとにも負けないにも埋もれることのないeicoの詩の世界にご注目ください。まさにダブを通過した21世紀型J-POP