球根の足の時間

キーワードは「シネマティック」。クラシックからジャズ、ロックからエレクトロといった様々な要素を持った楽曲に、映画を観ているような空間へ誘う。それに馴染みやすさを感じさせるポップな歌声を加え、9【que】の世界が作られる。処女作品ということから、はじめの「球根」の状態、さらにその根元「足」の存在からの時間軸を比喩にして、作り上げていった作品を配置。曲ごとのコンセプトは変化するが、全体を通して、9【que】の第一歩としてのストーリーを感じさせるコンセプトアルバム。曲調はエレクトロサウンドからジャズ、アンプラグドな聴かせる曲など様々であるが、一貫性は失わない。幅広い年齢層が聴くことができると期待できる作品。