いなかやろう

「いなかやろうは僕の一番の友達であり、一番のライバルである。特に"アコネ"と"解散ソング"は僕の音楽史の中にずっと存在し続けるであろう重要な2曲だ。」まつきあゆむ 新宿・JAM～高円寺・無力無善事～秋葉原・CLUB GOODMAN～高円寺・円盤、高円寺・UFO CLUBと常に中心地を迂回しつつ、ディープ東京をふらりふらりと徘徊する、いなかやろう(田舎者のことではない。)そのゆるーい感じのバンド名はちょっと前からインディーズ界隈(実はまつきあゆむのバックバンドをやっていた、とかマーガレットズロースやサードクラスとよく共演してる等々。)では聞くことがあったが、この度ついにそのモヤモヤをぶち破って登場! 中心人物・ドキヨシヒロ(実は中心人物ではないかも:笑)の天才的メロディーメーカーぶりがこれでもかと詰め込まれた本作品。もちろんビートルズ～ジョン・レノン的(そしてポールでもなく、リンゴ的かも)であったり、オサリバンや10cc、トッドラングレン的だったりはするものの、その様々な黄金ポップミュージックの咀嚼・吸収の仕方がハンパじゃない。特別な事など何も無いホントに些細な日常がここまで「ドラマ」になるんだ、というマジック、そしてドラムス・オシダチサヨによるジョン・ボーナムばりのパワーショット(一発一発がマジで重いんです。)時々発狂するドキヨシヒロの爆音ギターソロ(ダイナソーJr・J・マスキスばりの。実際は聴いた事無いらしい。)そして全員で大合唱のコーラスワーク、これ全てほんとに普通の人達の日常なので驚くばかりである。