1903

目が覚めてから目を開けるまでにくぐり抜けた12の物語を、ときに繊細なエレクトロニカ、時に激しいギターロックサウンドに乗せて瑞々しく描いています。教室の片隅で、1903年に初飛行したぶさいくな飛行機に想いを馳せる『1903』を表題作に、なにげない日常に映り込む「遠くの風景や物語」を綴った12曲のアルバムです。リードとなる『風船の歌』は、午前零時の想いを明日に連れて行くんだ。ボーカルしょったん作詞のロックバラード。ひとりぼっちで夜を背負っている女の子が、風船になって街全体に広がっていく物語を、激しいギターと重層的なサウンドで強く透明に描きます。風景を届けたい、という夕食ホットの想いがそのままカタチになっています。ゲストミュージシャンにメリヤス♀(M9)、サウンドプロデュース&ベースに根岸孝旨を迎え、より多彩な音の筆で、積層する風景を描ききった渾身のアルバムです。<プロフィール>ボーカルしょったん、鍵盤きくっちゃん、ギターすだっちの3人により2010年に結成。フジテレビ「青春アカペラ甲子園全国ハモネプリーグ」に兄弟ユニット「姉と僕」で出演し全国優勝したしょったんを、すだっちがたまたまテレビで見たのがきっかけ。翌2011年1月渋谷O-westにて初ライブ。以降、都内を中心にライブ活動をしている。サポートメンバーを加えたロックバンドスタイルや、打ち込みを多用したエレクトロニカ、また時には3人だけのアコースティックスタイルなど、様々な形態でライブを行う。