星間戦争

2011年に結成された青春プログレ「ナミダロジック」の1stアルバム。シングル3枚のインターネット配信を経たバンドで初めてのアルバムであり、初の全国流通盤。再レコーディングされた過去の人気曲と、アルバムのために新たに書き下ろされた楽曲を含み、現時点でのベスト盤的側面を持つ。変拍子やポリリズムをバランス良く取り入れたプログレッシブな演奏に乗った、遠すぎない過去の残光、ありし日の奪還、2度目の青春をイメージさせる、切なさと前向きさがブレンドされたリアルなむき出しの青春的主張がなによりの持ち味。『星間戦争』は、浮遊感あるAメロと緊張が一気に高まるブリッジ、全てが星空に一気に解放されるよなサビと聞き所が多い。シンコペーションを多用したスピード感あふれる展開と、4拍子を完全に無視したテクニカルなインスト部分にも注目。<プロフィール>2011年秋、同年春に解散した日本語パンクバンド「有刺鉄線」の山崎義則、鹿内武蔵(オリンポス16闘神)により結成される。ボーカルには無名の新人、ナカジマを抜擢。2013年に淺井耕介、松岡徹(スケルトンズ)が加入、現在の編成に。涙+ロジック(論理)というバンド名の由来は、「不規則な感情のシステムを、論理的に解き明かしたい」という思いから。前のめりで衝動的なパンク、ロックの音楽を骨子に、変拍子、ポリリズムなどプログレ的エッセンスを注入。現代的ノスタルジックな世界観を歌い上げる「青春プログレ」のフラッグバンドとして、東京都内を中心に活動中。耳に残るフックの効いたメロディと、前向きなネガティブさに満ちたメッセージ、ボーカル、ナカジマのキュートかつソリッドな歌声が、中高生を中心に熱い支持を集めている。