MARCIA GRIFFITHS AND FRIENDS

カリブ音楽史上最も偉大な女性シンガーが、歴史に刻む新たな1ページ…。1949年11月23日、ウェスト・キングストンで生まれ育ったマーシャ・リネス・グリフィス。バイロン・リー、スタジオ・ワンのクレメントサー・コクソンドッドといったジャマイカン・ミュージックの先駆者達が奪い合った程に若くしてヴォーカリストとして抜きん出た才能を持った彼女は、60年代初期より音楽業界に身を置き、現在に至るまで半世紀にも及びシーンのトップに君臨し続ける、その姿は正にクィーン・オブ・レゲエ。ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのコーラス、アイ・スリーとして世界中にその歌声を響かせた後、ソロ活動を再開。ダンスホールレゲエ黄金期と言われた90年代には名門ペントハウス・レコードと強力タッグを組み、同レーベルからヒット曲を連立。マーシャ×ペント、それらの楽曲は色褪せることのない永遠のクラッシックとしてレゲエフリークに今なお愛聴されている。カリプソ、ロックステディ、ルーツレゲエ、そして現代のダンスホールレゲエ、そのジャマイカの音楽業界の歴史で最も長いキャリアを築き、最もヒット曲を持ち、最も賢く愛情に溢れ、最も尊敬すべき偉大なファーストレディがマーシャ・グリフィスだ。ゲットーと呼ばれる貧困層が集まる地区に生まれながらも音楽によって成功を収め、富と名声を手にしたマーシャだが、エドナ・マンリー・カレッジの音楽奨学金へ資金供給、毎年国内外でのチャリティーイベント開催&出演、2004年には、女性や貧しい子供、年輩者への支援や寄付を行うマーシャ・グリフィス財団を設立など、その資産の多くを国際的な支援活動に当てている。彼女は語る -「私が毎日歌うのはお金の為じゃなく、この仕事をすることで感じることのできる至福の愛の為なの」- そんな、カリブ音楽史上最も偉大なクイーンが、歴史に新たな1ページを刻む。90年代黄金期に繁栄し一大帝国を築いたドノヴァン・ジャーメイン率いるペントハウス・レコード総合プロデュースのもと、6年振りとなるフルアルバムが遂に完成。シーンに多大な貢献と影響をもたらしてきた彼女の為に集まった真の仲間たちは、ブジュ・バントン、ベレス・ハモンド、ダビル、グレゴリー・アイザック、フレディ・マクレガー、ジョン・ホルト、サンチェス、クイーン・アイフリカ等々、レゲエミュージックのヒストリーに名を馳せるトップアーティ