CHASE IN THE SKY

過去思いついた曲を何曲か書き留めていた。それらをいろいろなタイプでアレンジしてみた。すると、 これがなかなか聴き応えのある楽曲になった。リズムはロック、ラテン調、4ビートスイングといろいろで、演奏スタイルも、コンボ演奏、イージーリスニング風、ブラスロック、ビッグバンドジャズと、ばらばらで統一感はあまりない。しかし、全曲を通して、どの曲にも、楽器と楽器の絡みの妙、ブラスセクションとリズムセクション等との絡みの妙がある。このアルバムのテーマは「絡みの妙」である。<聴き所>1.BREEZE AND BEACH 南の島のビーチで、パラソルの下のビーチチェアに寝そべり、時折爽やかな涼風が頬をなぞっていった時のことを思い出してつくった楽曲である。メインフレーズをギターで演奏して、ヴィブラフォンを加えることにより、より一層爽やかなに感じられる楽曲にすることができた。2.REFRESHING SWING ミディアムテンポのスイング感が心地よい楽曲である。途中で、メインフレーズを交代するなど、ギターとピアノが軽やかに絡み合い調和して、互いを引き立て合っている。ドラムもスティックからブラシに替えてソフトなスイング感を引き出している。3.CHASE IN THE SKY 空中を翔け昇ったり、急降下したりしながら、例えば鷹のような追いかけるものと、逃げるものとがかなりのスピードの中で近づいたり離れたりしている様子を思い浮かべながら作った楽曲である。ディストーションを効かせたギターソロ・ブラスソリ・ベースソロ、いずれも疾走感が現れるようなフレーズにして、イメージをアップさせている。<プロフィール>学生時代、大学のビッグバンドジャズクラブに所属してギターを担当。その間、カントリークラブのクラブハウス等で演奏。民間会社を経て、横浜市の小学校で教職を27年間勤め、マーチングバンド等の特別クラブや音楽クラブで長年指導。学生時代から、作曲、編曲が趣味であった。