Lilac

5/31リリースの"salavah(サラヴァ)"に続くポート・オブ・ノーツのCDEPシリーズ2作目は、進取の気性に溢れた4曲入り。ベタな表現で前作を"カントリー"編とするならば"アーバン"編とも言える本作はまたしてもベタな表現で真っ向から2000年アーバンシティライフに挑んだサウンドスケープで、そこらへんのJ-R&Bに右斜め後方から挑戦状を叩き付けたメロウ・スムース・シットなM1から、Late 80sの頃のプリンスが健康食喰って作ったトラックを無理やりケヴィン・ヨストにリミックスさせたようなクリアー&少し変態なセミ・ヴォーカル・ハウス・ナンバーM2。小島"DSK"大介の行き場を失ったあらゆる種類の感情が怒濤のように溢れ出たギター・キッズ必聴の必殺ギター・インストゥルメンタル・チューンM3。そしてポート・オブ・ノーツを代表する名曲のCalmによるアフター・アワーズ&ラヴァーズ・フレンドリーなリミックスであるM4迄、街の(City Lights)や週末の夜のざわめきに対して起こる誰もが持つ感情の揺れを見事に音楽化&ポート・オブ・ノーツ化。更にイメージを広げるジャケット・デザインは、サイレント・ポエツの下田法晴。