First 30th ANNIVERSARY

ドクターシーゲルこと、故・成毛茂先生を師匠と仰ぎ、その功績を宣揚する作品。ギタリスト必聴の一枚。クラシカルな旋律を基調としたフレーズを得意とするPaul。様式美に満ち溢れる、超高速フレーズと、メローかつハードさを表現するヴィブラートはあなたのハートも揺り動かされることだろう。ドクターシーゲルより受け継いだ、ピッキングやヴィブラート、訴え掛けるエナジーの大きさは本物。ギタープレイヤーとして、もマルチプレイヤーとしても、最大限に実力を出し切っている本作品は聴きどころ満載!ギタープレイヤーならずとも、幅広く聴いてもらえるのではないかとも、Paul。Paulの30年の集大成をここに!========================皆さんこんにちは、Paulです。お久しぶりの方、この度初めてお会いする方もいらっしゃると思いますが、このアルバムがきっかけとなり、新たな出会いや、更に交流が深まるなど人との繋がりを考える機会となれば光栄です。 最近、縁の不思議さを痛感しています。人生を大きく左右するのもこの縁です。 出会いを大切にし、友人を大切にしていきたいと思っています。会えなくても大事な友達もいます。毎日顔を合わせていても、話をしたことのない人もたくさんいます。 今回収録しました「今」という作品は、そういった、同じ時代に生きている私たちの縁の不思議さを歌ったものです。全ての曲に、様々な思い出や思い入れが詰まっています。曲順もジャンル分けすることなく、できる限り、年代順に並べました。 そして、このアルバムが、あなた様に取っての癒しや未来への活力の一助となりますようにと、切に祈りつつ、ギターにそれらの思いを乗せて... 私がギターをはじめたころ、ラジオをつけると聴こえてきたギターサウンドは、のちに私の「先生」となる故・成毛滋先生のものでした。 ここでいう「先生」は、日本語でいうところの「先生」ではなく、中国語の男性敬称である「○○さん」というほどの意味です。成毛先生は広東語を学んでおられ、私は北京語を学んでいたことから、後年、おたがいに「先生」と呼び合っていました。 成毛先生は上下関係を好まない方でした。ギタープレイに関しては、適切に厳しくはっきりと悪いところを指摘されますが、自身の知識や技術をひけらかしたり、出し惜しみするといったようなことは一切なく、どこまでも後継者育成のために心を