New L-a L-ements

HIP HOPの"New Era"(新世代)の"Elements"(構成要素、初歩)それはLUXAMだと示すかのような1st Album、決してJ-POPにはならず、ただ今までのJ-HIPHOPには留まらず捕われず、そしてRESPECTは忘れず、様々なルーツの音楽の要素を取り入れつつ自分勝手に染め上げていく13枚の絵はあくまでも"ジャンルはLUXAM"な一枚。今回のアルバムの中では13曲目、一際キャッチーなフレーズとメロディラインの多いPOP なトラック、前LUXAMでBlack Eyes Peas/Where Is The Love?のInstrumentalを使いライブのみで使用していた『Time goes by』、LUXAMの原点とも言えるその曲をリメイクしたのが今回のNew L-a L-ementsのNew『Time goes by』。 アルバム全体の流れとしては『PAY or DIE』、『今にもおちてきそうな空の下で』、にはUSのアーティストたちと活動、2009・10・7にアルバムを発表したばかりのプロデュースチーム、Jam Kaneのトラックを使っているところとLAS BoiがメインMCというところにも注目したい、果たしてこの濃いHIPHOPをLUXAMがどう乗りこなしているのか、つかみどころであるINTRO,OUTROを担当したのはLUXAMからYOU-T、アングラなトラックも得意な彼にしては珍しくメロディアスなトラック、そして他の曲のトラック製作はすべてMUMA担当した。こちらはオールジャンルさとオリジナリィティが伺える製作、客演として、こちらも横浜で活動中、コンピや着歌などで確実にその名を上げてきている若手MC、DONを迎えた『Hold You Tight No Escape Muzic』は,勢いのあるパーティーチューンに仕上がってる。曲のミックス、レコーディングはすべて彼とリーダーであるD'Is-Kによるもの、アルバム全体の流れにはあえてありきたりなテーマはつけずにあくまで"New L-a L-ements"となりうる曲を並べた。そしてラップだけの展開作りに確実に良いスパイスを加えているのがLUXAM唯一の女性メンバーでシンガーのBABEである。洋、邦問わず今のHIPHOPリスナーである10代、20代を捉えた、また音楽的にもしっかりと熱のこもった