RIOW ARAI+NON GENELIC

キャリア6枚目となる昨年末のオリジナル・アルバム"rough machine"に続き、今年に入ってからもHip Hop Mix CD "hip machine"やツジコノリコとの"RATN"など俄然精力的な活動を展開するRIOW ARAIが遂に!!キャリア初となるHip Hopプロジェクト・アルバムをリリースする。イルリメなどこれまで幾つかの楽曲ではよりHip Hop的なアプローチをしつつも、アルバム単位での制作は今回が初めてとなるRIOW ARAI。彼へのHip Hopフィールドからの支持の大きさを考えれば本作にかけられる期待が尋常ではないことは一目瞭然であろう。全てのことの始まりはホームページ。RIOW ARAIが自身のホームページにて随時アップしている未発表トラックに突然NONGENETICがラップをのせて最大級の賛辞と共に送ってきたのだ!!アメリカは西海岸に拠点を置きつつも、よりエレクトリックミュージックシーンにてプロップを得ているSkamからアルバムをリリースしているNONGENETICは言う。「RIOW ARAIこそが俺達が今までずっと探していたビートクリエイターなんだ」。以後、お互いの音楽観をベースに話はとんとん拍子に進み、本アルバムの完成へと至ったのである。オリジナリティーを決定付けているプロダクション=ズシッと重く鋭いキックに杭を刺すかの如く打ち放たれるスネア、ひたすらアグレッシブにリズムを刻み続けるハイハットとRIOW ARAIの多彩な音楽性を反映したヴァリエーション溢れる上ネタ、そして多彩すぎるビート・パターンが生み出す縦横無尽の展開こそがRIOW ARAI最大の魅力だが、同時にそれはラッパーにとって諸刃の剣とも言える。しかし、NONGENETIC始め総勢8名のラッパー陣はRIOW ARAIの真髄でもあるその独特の間と空間をクセになる粘っこいフロウで巧みに駆け抜け、時に歌心すら溢れるライミングで応戦、楽曲を昇華させることに成功している。"rough machine"のイントロであり、土臭い強烈なヘビービートと不穏なベースがうねりまくるビート上を3MCが畳み掛けるようにラップしていく"Travel the night"、今回のコラボレーションを実現するにあたっての大きなきっかけとなった"Neo con"、Wu-Tang clanを思わせるようなサ