Raugh Machine

1999年、そのあまりにも衝撃的過ぎる内容がそれまでのクラブ/ダンスミュージックにおける既成概念を根底から覆しキャリアを決定付けた3rdAlbum"Mind Edit"で一躍、日本のクラブミュージックシーンにおける「異端の風雲児」として名を轟かせたRiow Arai。★Soup-Diskからの数々のリリースにより、クラブ/ダンスミュージックシーン全体を震撼させ続け、今や日本が世界に誇る数少ないアーティストの1人として揺るぎない地位を築いている。そんなRiow Araiが満を辞して「ブレイクビーツの進化と永劫」をコンセプトに置く新レーベル「リバイアスミュージック」へレーベルを移籍、ブレイクビーツにより傾倒したニューアルバムをリリースすることが決定した。コンピレーション・アルバム" Listening is Believing "に収録され、大きな話題となった" break infection"を初めとする本楽曲群はタフなドラムとメランコリックなサンプルソースを持って各々が様々な形でブレイクビーツの可能性を提示し、あのFunkstrung(K7"Records)さえもが絶賛したフォロワーさえ生み得ないそのあまりにも独特奇抜な作風は世界のどこを探しても右に出る者は間違い無くいない。ドラムとハットが織り成す独特の間 と空間を持ってストイックかつユニークに展開して行き、ギターやピアノの陳腐なリ フなぞ一発で吹っ飛ばしてしまうある意味狂喜的とも言うべきRiow Araiのビートは ドラムという必要不可欠のリズムパートが最もグルーブ、いや音楽の根源を成していることをまざまざと証明しており、リズムとグルーブの融合を最大の特徴とするダンスミュージックの礎をドラムとするならば、そのドラムだけで信じられないような麻 薬的グルーブと劇的なサウンドスペクタクルを創造する彼の唯一無比な音楽世界観こそまさに「純然たるドラムが生み出した究極のダンスミュージック」と言えよう。進化するブレイクビーツを体現する男、Riow Arai。PC上ではなく、リアルタイムに自らの手で打ち込むことに強いこだわりを見せるドラマー出身の彼ならではのヒューマニズムに富んだそのビートはこれまでの彼のメインフィールドであったTechno、Break Beats、Electronicaリスナーはもちろん、名実共にドラムミュージ