In the secret night

「SGK]おちあいさとこ、細川玄、江草啓太からなる21世紀のプロデュース集団。実力派3人組によるオシャレでムーディーなスパイJAZZが完成!!3人の演奏力と表現力に裏打ちされたスイング感あふれるサウンドは、60年代から70年代に輝いていたスパイ映画のサントラを彷彿させ、その甘く危険な香りは聴く者全てを虜にするに違いない。1989年、ベルリンの壁の崩壊。まさしく東西冷戦の終結を見た。世界地図では北半球のほぼ半分の地域が「赤く」塗られていた時代。メディアから表立って、壁が消え、独裁者が消え、国境が消えた。そんななか影でひっそりと消えたものもあった。それは「スパイ」。ジェームス・ボンドも黄金の七人も、ルパン三世も北方兼三も、まさにそんな時代の「時の人」であった。そんな時代に地球上に生を受けた3人の音楽家がいた。まさに政治ではなく「文化」としてこの時代を見てきた3人が、奇しくも新しい世紀の幕開けである2001年に出会った。その名は、「SGK」。生まれた頃からスパイミュージックを子守唄に育った3人から、新たなスパイミュージックを提示。それがこのアルバムだ。ここに究極の2004最新形スパイムードミュージックが完成した。それぞれのソロ活動を守りつつ、3人が傷ついた仲間を抱え合い、敵陣を突破していくさまはまさに「スパイ」の哲学そのものだ。これを聴き逃しては、未来への扉は、無い。