雷門Project

「ムッシュかまやつ」のアルバムとして1986年制作された未発表音源を復刻した貴重なアルバム。新しいものを渇望していたムッシュの曲作り、気鋭のサウンドクリエーターとしてデビューしたばかりの井上日徳が作り出したサウンドは強烈なインパクト。ムッシュはこれを「プログレポップ」と呼ぶ。当時編曲で参加していた本作プロデューサーである井上日徳と再会した場所が「浅草雷門前」であることから「雷門プロジェクト」と名付けられた。当時のオリジナルを「完コピ」して復刻した30年前の作品は今なお新しさを感じさせる。本人の歌唱はトラック1、トラック2の2曲。ムッシュの「夢のあることをやりましょう」という提案によりトラック3～トラック11の他9曲は一般公募の個性ある歌手3名を起用し井上日徳も参加。バブル経済が始まった時代に、自然や社会への疑問を松本一起、澤地隆が綴った詩の世界は現代社会へ今なお問いかける。パッケージは詩集、エピソード、関係者の寄稿文で24ページにわたって構成され、トラック12、トラック13は初回ボーナストラックとしてムッシュの自宅で録音されたデモテープの内容も収録。2016年5月に録音されたムッシュの歌唱。・YAMAHA DX-7など当時黎明期のデジタルシンセを使うなど音楽機材の歴史も感じることができる。・当時オープンリール8トラックレコーダーで多重録音されたデモ音源の完全な再現。・音作り、レコーディング、アートワークまで全てを井上日徳が一人で行っている。・詩集のような豪華なパッケージ。・数奇な変遷をたどってようやく発表されるこのアルバムは、そのエピソードと共に語り継がれていく作品である。芸能界、音楽業界のレジェンドである「ムッシュかまやつ」の足跡を記した本作は、コレクターズアイテムとしても貴重である。<プロフィール>「ムッシュかまやつ」:言わずと知れた芸能界、音楽界のレジェンド。「井上日徳」:作曲、編曲家、ギタリストとしてキャリア30年のベテラン。KinKi Kidsなどジャニーズ系アイドルポップスからアニソン、ヘヴィー系、BGMなどプロデューサーとして幅広く活動する。ギターのみならずプログラム、ドラムもプレイするマルチミュージシャン。エンジニアとしての技術も高い評価を得ている。