JET GLO

今作「JET GLO」は、メンバー各自のキャリアと実績を露にする内容となった。内田の優しくも力のあるボーカルラインは、ドラウナーズ特有のPOPな楽曲ベースにマッチングしロック色の強いエッジの効いたサウンドへと変化させる。その存在感のあるボーカルラインを崩さずよりタイトで唯一無二のサウンドへと聴かせるバックボーンは、内田が音楽活動を始めバンドとして活動を始めたときからの連れ合いである板倉のパワフルで正確なビートが長年の活動の中で阿吽の呼吸となりドラウナーズサウンドの屋台骨として揺るぎないリズムを提供する。内田の奏でるギターサウンドとドラウナーズサウンドの中で最も重要視されるメロディーラインを奏でる後藤のソリッドなギターは、豪快かつ繊細にメロディーとバッキングを鳴らし、POPでありロックなサウンドに必要不可欠なサウンドとして君臨する。前述した板倉の屋台骨にしっかりとした安定感のある伊藤のベースラインが乗っかり、ここで初めて4つの音が一つとなり「THE DROWNERZ」のサウンドが形成される。今作、全7曲はこれまでのキャリアを充分に活かし、バンドスローガンでもある「MODERN GANG SONIX」を掲げ、それに充分相応しいグルビーでPOPなナンバーが出揃った。