D.E.W

LSNの"核"を提示した前作『MODO NOSTRA』から約9ヵ月ぶりにリリースされるNEW MINI ALBUM『D.E.W』には、バラエティ豊かな曲調の新曲6曲がラインアップされている。表題曲「D.E.W」をはじめ「病の地より」、「GAUDY」、「system down」と、ライヴ・バンドLSNならではのノリの良い楽曲を中心にしつつも、Vo.揺紗の切なくも伸びやかな歌声が心に寄り添うように響くミディアムバラード「4AM」、「MODO NOSTRA」が作品の良いアクセントとなっている。そして、怒り、苦悩、葛藤、焦燥、絶念、嘆き・・・そこはかとなく漂う終末観。RUKAが『D.E.W』に綴った言葉たちからは、いつにも増して救いようのない絶望を感じずにはいられない。しかし、同時に祈りにも似た微かな光を感じ取ることもできる。もしかすると『D.E.W』はLSNの切なる"希望"の証なのかもしれない――。始動から9年を迎えたLSN。彼らが今世に落とす『D.E.W』という一滴の雫は、混沌とした世界にどのような波紋を描いていくのか。希望の種を蒔いたLSNのこの先がさらに楽しみになる一枚。