Love song

浜田真理子1年ちょっとぶりのスタジオ録音盤はもったいぶっているわけではありませんがミニ・アルバム。これまで執拗と言っていいほどシンプルなピアノ1本による弾き語り作品を発表し続けてきましたが、本作はその禁を解き多くの曲にコントラバスをフィーチャーしています。浜田真理子の世界をもうひとつ別の角度からみることができる作品になりました。年明けにはまた別のアプローチによるミニ・アルバムをもう1枚企画しています。1曲目は菊地成孔の絶品のサックス・ソロに注目。3曲目は緊迫した美しさに息を呑む船戸博史のフリー・フォーム演奏に注目。「このまま死んでしまいたい」と歌われる1曲目と3曲目が持つ猛烈な「生」の意識がこのアルバムのテーマである。