マイガール [通常盤]

アルバム『AFTER HOURS』～EP『TAKE CARE』のリリースを通じ、日常に潜む様々な感情の機微や風景が映しだされた唯一無二でいて人懐こい「ロック・ミュージック」を完成させ、現代の音楽シーンにおけるその存在感を確固たるものとしたシャムキャッツ。今やインディーポップの枠組みを超え、飛躍的にその才能とチャームを開花させた彼らが、1年5ヶ月ぶりとなる待望のオリジナル作品「マイガール」を、バンドが新たに立ち上げたレーベル<TETRA RECORDS>よりリリース! 前作まで一連の作品で試みられたサウンドと歌詞世界を更に進化させながらも、よりインティメイトな質感を湛えた、ラブ・ソング”マイガール”。 世の中だって僕らだって、そして君たちだって、みんなちょっと可笑しく、ちょっとややこしいことを抱えている。当たり前にメランコリックで当たり前にどうしようもない現実ばかりかもしれないけど、きっと誰かが傍にいれば、そんな普通の愛こそが素敵に思えてくる。ちょっとあったまるだけかもしれないけど、ひとまず、一緒にこの曲を聴いてみよう。シャムキャッツが、僕と君のそばで、歌ってくれる。 『AFTER HOURS』の発表をきっかけに、インディーシーンにギターポップ～ネオアコ再評価を巻き起こしたシャムキャッツ。けれど、シャムキャッツの音楽が元からそんな枠組みを超えた地平にあることを、今回収められた3曲を聴けばはっきり分かるだろう。印象的なサビに始まり全編にスウィートなメロディーが横溢し、ソリッドでいながらバウンシーなリズムの躍動する”マイガール”は、そんなバンドの音楽的ふくよかさを象徴するような一曲。既に最近のライブでも披露され早くも人気レパートリーとなっており、ギター・バンドでしか表現し得ない魅力を凝縮したかのようなこの曲は、キャリアを代表する新たなアンセムとなること必至。また、”お早よう”は、以前にサウンドクラウドへプリミックスver.が期間限定アップされていた楽曲で、音源化が待たれていた幻の人気チューン。マイナー調のメロディーに導かれ、ドキッとするくらいにロウなリリックが紡がれていくミディアムナンバー。 そして、”真冬のサーフライダー”は、季節を屈折させるような歪んだギターサウンドとシャープなビートが文句無しにイナセな、シャムキャッツのクランキーでパンクな面が久々に炸裂したロックチュ