WHERE DO THEY GO?

最新アルバム「アット・シー」がリリースされたばかりだが、今だファンの間でデビューアルバム「ホエアー・ドゥー・ゼイ・ゴー」は人気が高い。バンドはメルボルン出身の5人組。ジャンクジャズ、カントリーフォーク、サウスブルース、ルーツ&レゲエ等、多彩なサウンドをクールにクルーズする。2002年に結成、伝説は翌年オーストラリア最大の野外音楽フェス"ブルース&ルーツフェス@バイロンベイ"で大の絶賛から始まり、2004年はビューティフルガールズと全オーストラリアをツアーして完全にメインアクターを食った。メルボルンはシドニーに比べてヨーロッパ文化が強く、また多くのアーティストを輩出している。様々なジャンルのサウンドを奏でても強い独自のパワーグライドを感じるのは、そのせいであろう。ドノバン・フランケンライターやGラブ、サブライムが収録された超人気コンピレーション、『Weekend Sessions 2』に楽曲が収録されるなどサーフ系界隈で人気と注目を集めた。メンバー全員旅好きだ。オフは世界のどこかを歩いている。それぞれが持ち帰った音のテイストは、自然豊かなオーストラリアのポットで煮詰められ、カスタキングスCKのうねりになる。