Trifolium For Hometown.

唄い手がいないのに唄の聞こえるインストトリオodd'sの、Hometownへの道程をテーマにした新作EP。ライブでも好評を博しodd'sの代表曲とも言える4曲を収録し、多様化したインストゥルメンタルシーンに新たな光を差し込む "逸(いち)"枚。"4曲入り"という、いわば「食べきりサイズ」な盤なのに、通して聞くと不思議とショートフィルムを見終えた後の様な、何とも言えない感慨を残すEP。 キーボードトリオの枠を超えた、どこか懐かしく痛快なサウンドの♯1の「誰が為に鳴る花火」から始まり、高速BPMに切ないメロディを散りばめた♯2「traffic」へ続く。希望の光を唄った、オルガンジャズテイストの♯3「ストレートフラッシュ」を経て、ヒップホップビートとエレクトリックピアノが絡むミディアムナンバーM(4)「(it's gonna be)aged brew」で幕を閉じる、チョットいい話。クラブミュージックファンのみならず、SPECIAL OTHERS、サカナクション、toeなどが好きなロックファンにも聞いて頂きたい。