仕様
商品番号 | DAKUKCD-1193 |
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JAN/ISBN | 4514306018288 |
メディア | CD |
アーティスト/キャスト
商品説明
私達はなぜロックバンドが歌い鳴らすその一編の曲に自らの人生を重ね合わせてしまうのか。なぜロックバンドが歌い鳴らすその音楽に「自分の居場所がここにある」と感じてしまうのか。なぜロックバンドが歌い鳴らすその様に心救われ背中押され、そこに光とロマンを見出すのか。そんなことを今さら問うのは野暮なことなのだろうし、さらに言えばこの1年以上の間、人によっては音楽なんて所詮は飯の種にもならない不要不急なものなのだという事実をたくさん目の当たりにすることもあったけれど、だけどやっぱり、上手く言葉にすることも整理することもできない、いつの間にか重く心に溜まった澱のようなものを掬い上げ、晴らし、またそこから一歩踏み出していく力を、ロックバンドが生み出し奏でる音楽は不思議なほどに持っている。すべてが空虚に思えたり、すべてにうんざりしたり、不安と苦痛で吐きそうになったりしようとも、それでも生きるということの中にあるはずのロマンにも似た何かを、どうにも求めて焦がれてやまない光にも似たその何かを、胸に蘇らせ、たぎらせ、今を乗り越えて明日に手を伸ばさせる力を、ロックバンドは持っている。 tetoというロックバントとその音楽は、まさにその真髄を体現していると、ここに完成したアルバムを聴いて改めて強く思う。 2019年10月にリリースされた『超現実至上主義宣言』以来となる、サードアルバム『愛と例話』。混乱と混沌の渦中で幾重にもこんがらがった世界を蹴り飛ばすような、そこにある閉塞も退屈も、虚無も悲哀もやるせなさもすべてを飲み込んで突っ走るような、ガムシャラで前のめりなエネルギーが全方位で爆発していく冒頭3曲。矢継ぎ早に言葉を溢れさせながら叫び歌い、奔放な軌道を描きながらどこまでもドライヴしていくタフで自由なバンドサウンドが、目の前にかかったモヤを爽快に切り裂くところからこのアルバムは始まる。全10曲38分。15曲ずつ詰め込まれた過去2作と比べると曲数を絞ったとも言えるアルバムだが、このアルバムには彼らがここまでの道程でモノにしてきた進化と深化が濃度高く結実している。
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収録内容
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