vibrant

2005年、満を持して発売されるこの14曲入りCDアルバムでは、従来のORGA節がさらに洗練されている。時に複雑に崩れていくビートに、至福のメロが快楽のツボをまさぐるかのごとく絡まりあっている。底抜けに明るい、人体即反応型エレクトリックファンクな、疾走感溢れるトラックや、まるで、近未来型スラムで夜な夜な繰り広げられるフリースタイルhip-hopなトラックや、天空の神殿へと絹の階段で誘ってくれる、ロマンティックなトラックや、見知らぬ惑星の、避暑地でのひと夏の恍惚を味あわせてくれるトラック等々、聴き手の想像力の可能性を無限に引き出してくれる楽曲がこれでもかとそろっている。前代未聞の至福のサウンドスケッチ、この一言に尽きる内容だ。