旅の月夜

2008年に発売された2ndアルバム「紅い花」(富樫春生プロデュース)の完売の後、製作された新アルバム。流通作品としては3作目にあたる本作品「旅の月夜」は前作に引き続きアナログサウンドやフィールドレコーディング(自然音採集)などにもこだわり、自身らのライフワークである旅の中より見出したポートレイトを色濃く焼きつけたポエティックな作品である。今作も前作同様、篳篥奏者、三浦元則をフィーチャー。文化融合をテーマにジャズ、ブルース、ロックとルーツの邦楽、雅楽の影響を踏まえ自由に創作された色暖かな作品群。この時代の心に寄り添うぬくもりのうたとギター。02. CANADA (実体験に基づいて書かれた詩的なリリックに広大なカナダの自然を想わせる楽曲。カオスで歪んだスライドが感情を添える。) 03. 夕灼けのブルース (見上げる空には焼きつくような赤。とろけるブルースハープ。昭和ワルツのぬくもり。エキセントリックな詩。) 09. 十六宵の月 (篳篥の音色が和さびを極める。) 内田勝 (E.Guitar/作曲) 、おがたみゆき(作詞/Vo.Poet)、三浦元則(篳篥)、小日山拓也(Steel Guitar)東京土着民風来坊を語るギター&ヴォーカルのデュオ・ユニット。 ギター、作曲担当の内田勝(バークリー音楽院ギター課程専行)と詩人のおがたみゆきにより94年結成。当時より98年に帰国するまで、アメリカ、カナダにて放浪しながらライブを繰り返す。 (当時から2006年初頭までは「jazzaholic*」で活動。)ライブに重点を置いた活動の中から様々な音楽と文化を生で体感し楽曲性に大きな影響となる。 帰国後も日本全国各地を周り、様々な芸術家とのセッションライブを繰り返すなど、その交流範囲は音楽にとどまらず幅広い。 楽曲性の高いギターサウンドと詩的な歌詞を兼ね備えたボーカルが繰り広げる世界感は、甘い中にもしっかりと歯応えがあり、新(ネオ)と古(レトロ)を巧みに融合させる。何処か遠い記憶の街角を彷彿とさせる雰囲気を醸す懐古的サロンスタイル。 【活動暦】2003年:Soul ScreamのHabiscreamのSolo Album 「The Circle」に参加。1年以上ツアー活動を共にする。Chemistry の(アシタヘカエル)のremixに参加。200