Konoma
岡田拓郎
アナログ盤 (LP)

Konoma

岡田拓郎

5500円
ポイント 10% (550p)
発売日 2025/11/21 発売
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仕様

商品番号DRFT-21
JAN/ISBN 2000003708659
メディア アナログ盤 (LP)

アーティスト/キャスト

商品説明

長年にわたり、岡田拓郎は静かな問いを抱き続けてきた。「日本人の音楽家として、アフリカ系アメリカ人の音楽を単に借用することなくどう敬意を払えるのか?」――その探求が新作アルバムを形作った。東京を拠点に活動するギタリスト/プロデューサー/バンドリーダーである岡田は、幼少期からこの葛藤の中で生きてきた。ブルース、ジャズ、ファンクのレコードに惹かれ育ちながらも、そこに刻まれた歴史の重みに直面し、また日本人として日本に生まれ育った自分自身の起源、そしてそれらの音楽との接点について考えを巡らせていた。そんな彼に道を示したのが、アーティスト・シースター・ゲイツ (Theaster Gates)の展示で知った「アフロ民藝」だった。ゲイツは、ブラック・アートの美学と日本の民藝運動を結びつけ、いずれも"抵抗"の精神に根ざした文化であることを示した。「Black is Beautiful」という言葉が人種差別への抵抗を象徴したように、民藝運動もまた、産業化によって消えゆく日常の美を守るために生まれた。この2つの精神の共鳴が、岡田にとっての本作の羅針盤となった。本作は文化と時間の境界を越えて鳴り響く余韻に耳を澄ませた作品である。『Konoma』には、6曲のオリジナルと2曲のカヴァーが収録されている。どの曲も、この"対話"の中で形づくられた。優雅でゆったりとした「Portrait of Yanagi」は、まるでぼんやりとした記憶の中にある、別の時代のスタンダードのように漂い、短くも濃密な「Galaxy」では、後期サン・ラのエレクトリック・オルガン実験、初期フライング・ロータスのビートテープの分裂的推進力、そしてトリップホップの影のような空気感を想起させる。カバーの選曲も、岡田の思想と対話を鮮明に映す。ヤン・ガルバレクの「Nefertite」は、1970年代ECMを象徴する冷ややかな美をまとい、ヨーロッパの音楽家たちがジャズの中で自らのアイデンティティを探していた時代を再構築する。一方、鈴木宏昌の「Love」は1970年代日本ジャズ・シーンの電気的な熱気を呼び起こす。当時ミュージシャンたちはサイケデリック、ファンク、フォークを融合させ、独特の"ローカルな方言"を生み出した。両者を通じて本作は、借りた形式を新たな表現へと"ねじ曲げてきた"アーティストたちの系譜に連なっていく。ISC Hi-Fi SelectsとTemporal Driftの共同リリースによる本作で、岡田拓郎はこれまでで最もパーソナルかつ広がりのある表現を提示した。それは、つながり、影響、そして文化を超えて生き続ける美についての瞑想。

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