商品説明
何かを超越した得体の知れない怪しさとカッコよさ。ポストパンク時代に横浜に現れた異端トリオ、陰猟腐厭(いんりょうふえん)の録音から発表まで29年を費やした衝撃の〈新作〉。この『抱握(ほうあく)』は1985年に録音が完了していたが、長い紆余曲折をへて、ここに<新作>およびセカンド・アルバムとして提出される。収録楽曲は、増田がスペインで撮影した写真をスタジオ内に投影し、映像から想起したイメージをもとに行った即興演奏で録音され、それを後年エディットし完成した。エレクトリファイド/シンセサイズドされた楽器を用い、ときにサン・ラーのような顔も覗かせる不定形の音楽は、時を超越していつの何処の作品かも判らない。