1970年 +9 [UHQCD]

元五つの赤い風船の名ギタリスト・中川イサトの'70年のプライベート録音を発掘、'73年に発表されたファースト・ソロ・アルバム! レコーディングは大阪在住のHackなる人物の自宅スタジオで行われた。自宅録音ならではの、ゆったりとしたホームメイド感あふれる名盤。ギタリストとしてだけでなく、シンガーソングライター中川イサトの魅力を再確認できる名曲が揃う。静謐で優しげな歌声と、しっとりとしたアコースティック・ギターは絶品。バッキングにはディレクターも務める西岡たかしの他、村上律、永井充男、松田幸一等が参加。実質的なソロ・デビュー作『お茶の時間』でも再演される名曲の原型となる「その気になれば」、いかにもホーム・レコーディングといった遊び心と実験性に満ちた「街の海」、友人である友部正人に歌いかける、フィドルやバンジョー、カズーが愉快な「ごきげんよう友部君」、インド風味のサイケデリックなインスト・ナンバー「無」等のオリジナルに、URCの貴重な音源(未発表発掘ライヴ音源を含む)9曲を追加し、紙ジャケット、高音質UHQCDにて待望の復刻!