ヴァン・ヘイレン 1977

地元パサデナのシヴィック・オーディトリアムでの1977年10月15日に行われたコンサートはバンドにとって記念すべきものである。まだレコード・デビューをしていないにも関わらず、会場は満杯でワーナー・ブラザーズ・レコードのA&Rが契約の為の視察に来ている中でのライヴで、さらにFMラジオ局KKBQ-FMがデビューながらもスペシャル番組として収録・放送するという異様な盛り上がりを見せる。今回この放送時に使用されたオーディオ・マスターを使用してのアルバム・リリースである。1977年のバンドの活動はカリフォルニア州に限定されたコンサート・ツアーを行っており、この10月15日のコンサートはその一環でソロ・パフォーマンスやアンコールを含めて全11曲約44分で構成されており、このライヴ・アルバムはその全容を捉えている。1stアルバム収録のナンバー9曲に加え、2ndアルバム収録の楽曲2曲を披露している。デビュー前ながらバンド・サウンドはこの時点で既に完成しており、このバンドの持つポテンシャルを150%発揮している気迫がこもったステージ。オリジナル・メンバー4人でのオフィシャル・ライヴ・アルバムはリリースされていないだけに正にファン待望のリリース! 輸入盤国内仕様。