ワイルド・エンジェル

星条旗は自由の証ではない! 変貌するアメリカ映画の新しいヒーロー、ピーター・フォンダが再び叩きつけた自由への叫び! 1960年代後半にアメリカ中に吹き荒れたバイカー映画ブームのパイオニア的作品で、計100本以上作られたこのジャンルの最高傑作にして監督ロジャー・コーマン最大のヒット作。「イージー★ライダー」のアイデアはすべてこの作品の1枚のスチール写真からはじまった。1971に「ラストショー」でアカデミー監督賞にノミネートされたピーター・ボグダノヴィッチが助監督をつとめているが撮影中エンジェルスに叩きのめされた。出演には本作をきっかけに、のちに「イージー★ライダー」を製作したピーター・フォンダ、フランク・シナトラの娘のナンシー・シナトラ、ブルース・ダーンなど。ピーター・フォンダ演じる"ヘブンリー・ブルース"という役名は当時使われていたドラッグから名がつけられた。サウンドトラックにはガレージ、サーフミュージックなど多彩な楽曲が使用され、Davie Allan and the Arrowsによる"ブルースのテーマ"は当時ビルボードチャート40位を記録する大ヒットとなった。国内初Blu-ray化。 ――ヘブンリー・ブルースをリーダーとする暴走族は敵対するグループとの大乱闘。それによって仲間のルーザーが負傷、警察に連行されてしまった。ブルースはすぐさま計画的にルーザーを救い出すも、家に連れて帰る前に死んでしまった。悲しみとともにルーザーの故郷で葬儀を行うも、牧師の説教に苛立ったブルースはたちまちその場を狂乱の宴にしてしまうのだった。