プロコフィエフ: 作品集

日本でもお馴染み、アレクサンドル・ラザレフが指揮するプロコフィエフ作品集。過去には「ユロフスキ首席指揮者10周年記念BOX (LPO-1010)」の中に"道化師 (7人の道化師をだました道化師の物語)"の抜粋版が収録されていたが、プロコフィエフ作品のみのアルバムは今作が初めて。ヴァイオリン協奏曲でソリストを務めるのは名手ヴァディム・レーピン。17歳の時に"エリザベート王妃国際音楽コンクール"に優勝、数々の指揮者と共演を重ね、活動を広げていた時期の瑞々しい記録。1921年に初演された「道化師」は、本来はバレエ作品だが、上演はほとんど行われたことがない。この演奏ではイギリスの名優サイモン・キャロウがナレーターを務め、テンポ良く物語が進む。他には歌劇「炎の天使」の素材を用いた交響曲第3番、若書きの「夢」など、ラザレフならではの起伏に富んだ演奏が楽しめる。 [演奏] 指揮: アレクサンドル・ラザレフ、管弦楽: ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、合唱: ロンドン・フィルハーモニー合唱団、ヴァイオリン: ワディム・レーピン