白昼の夜

英国プログレッシヴの王道と1970年代イタリアのシーンへの憧憬を持った活動にて、21世紀のイタリア・シーンを代表するバンドの一つと目されるラ・コシェンツァ・ディ・ゼノの3作目。前作同様ダブル・キーボードを軸にした6人編成に、優雅に歌うヴァイオリンをゲストに迎え、イタリアらしい、たおやかな情感を湛えたシンフォニック・ロックを披露。プログレッシヴ全盛期のLPを意識した20分超えの大作組曲2曲という構成の意欲作。